2011年03月19日

【緊急のお願いです】避難生活改善マニュアルを1週間以内に各避難所に発送したいのです。プリントの手伝いをお願いします。

これは、有志の皆さんに印刷をお願いするボランティアです。

※第一回の印刷プロジェクトは終了しました。
A4ファイル型=1,446セット
A3壁新聞 型= 564セット
を避難所に送ることが出来ました。
ただ、避難所の状況は現在も苦しいようです。
従って、第二回の印刷プロジェクトも可能性があります
ぜひご協力をお願いします。
以下は、記録としてそのまま残しておきます。

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本題のボランティアの話のお願いに入る前に、
ショッキングではありますが、下の写真を見てください。
これは南三陸町の写真です。
はるか山裾まで、何も無い瓦礫の平野が広がっています。
minamisannriku.JPG
(3/17南三陸町、現地ボランティアより提供)

最初にこの写真を見たとき、
あの悲惨な阪神大震災とも中越地震とも違う違和感を覚えました。
なんだろう、この光景は。
そのとき私は、私の故郷である長岡の空襲の写真を思い出しました。
長岡の町が焼け、祖父が亡くなった空襲です。
nagaokakushu.gif
(昭和20年8月1日の長岡空襲:長岡市所蔵)

私はそのとき悟りました。
今、私たちが目の前にしているのは災害復旧という程度ではない、
「命を救う戦争をたたかっている」のだと。
今、この現実を無視したら、そこに幾つもの命が消えていくのだと。


そんなとき、私の友人のデザイナーが若きデザイナーを結集して
『OLIVE』〜生きろ日本。
被災地での生活で作れるデザイン/飲食料/アイデアのwiki

というデーターベースwikiをつくっているのを知りました。
https://sites.google.com/site/olivesoce/
被災の現場で、今この時を生き抜く情報を集めたものです。

しかしネット上の情報のままでは、
電気も、ネットインフラもなく、ましてや高齢者が多い現場に届きません。
あと数週間もすれば、支援物資も各避難所に行き渡るでしょう。
しかしそれまでの間、少しでも避難所の暮らしを良くしたい。
その為には『OLIVE』をインターネットではなく、
印刷物として届けたいと思いました。

やるべきことはシンプル。
災害生活マニュアル『OLIVE』を
印刷物の形態に変えて
今から一週間以内
2500ヶ所ある避難所の一つでも多くに
確実に届けること。

一人が参加してくだされば、一つの避難所の助けになる。
もう一人参加してくれれば、もう一つの避難所の助けになる。

一番の問題は、自分達がつくったものを「確実に避難所に届ける」こと。
今回の東日本大震災では「確実に避難所に届ける」ことが一番困難なのです。

しかし、この未曾有の震災に対して
『東日本大震災バックアップセンター』(http://www.backup.vc/という
公的な災害支援集約センターが 私たちの町、震災を経験した長岡に出来ました。

そして、ここのスタッフの方たちが「私たちが確実に避難所に届ける」と言ってくださいました。
そして、「全国からバラバラに、小口に、善意の活動(これが実際に皆さんにお願いしたことです)が届いても、私たちなら確実に避難所につなげる」とも約束してくださいました。

後は『OLIVE』を一部でも多く印刷するだけ。
ぜひ皆さんでプリントをサポートして戴き、
一部でも多くの『OLIVE』を避難所に届けたいと思います。

ぜひとも、ご協力よろしくお願い申し上げます。

具体的には『OLIVE』を印刷して、2種類の形態で被災地に届けます。

ポケットファイル形式=A4

P1001046.JPG

壁新聞形式=A3

P1001049.JPG

皆さんには、この『OLIVE』を印刷して、長岡にある
『東日本大震災バックアップセンター』に送り出して欲しいのです。
一分一秒を争う大事な仕事ですので、説明を加えます。

【なぜ2種類、必要なのか?】

実際に『OLIVE』の情報を見てもらうには手元サイズで十分です。
沢山の人が見ても中の紙が傷まないように、
ポケットファイルに入れて各避難所に届けます。

しかし、混乱した各避難所では、そもそも
『OLIVE』の情報があることさえ伝えることができません。
そこで活躍するのが壁新聞です。

壁新聞版で認知し、ポケットファイル版で活用する。
その為に2種類の形態が必要なのです。

【確実に避難所に届くのか?】

もし、皆さんが個人で、あるいはどこかのNPOに託しても
東北地方と関東甲信越で2500程度あると言われる避難所
一つ一つに送ることは不可能です。
ところがここ新潟県長岡市には
『東日本大震災バックアップセンター』という
支援物資の収集・配送の基地機能があります。
そして、そこのスタッフの皆さんがこの大変な作業を
(なにせ全国から小口郵便が送られてくるのです)
喜んで引き受けてくれました。

この長岡なら、多くの避難所に『OLIVE』の貴重な情報が送れるのです。

【それで、私は何をするのか?】

2500ヶ所の避難所に、一つでも多くの『OLIVE』を。
しかも、これは時間がかかっては意味がないものです。
今から印刷会社に頼んでいては間に合わないかもしれない。

そこで、皆さん一人ひとりに印刷・加工をお願いしたいのです。
一人でも、一部からでも参加できるのです。

これから先、別のページで
「A4ポケットファイル版のつくり方」
「A3壁新聞版のつくり方」を別々に書きます。

両方つくる必用はありません。
どちらか片方で良いんです。
重要なのはスピードです。
遅くとも25日(金)までに、最悪でも26日(土)までに
長岡の東日本大震災バックアップセンターに
送る必要があります。

ご協力の程、よろしくお願いします。

クリックすると「A4ポケットファイル版のつくり方」に飛びます。

クリックすると「A3壁新聞版のつくり方」に飛びます。


【最後にもう一つ、お願いがあります】

ご自分のtwitter、facebook、ブログでこの情報を出来るだけ沢山の人にお伝えください。
また、マスコミやαブロガーなど、影響力と広報力がある人にもお伝えください。
わずか3日程度のオペレーションです。広報力にかかっています。
よろしくお願い申し上げます。

posted by 小出正三 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 【緊急:東北関東大震災関連】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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